October 26, 2008

ミステリー・ベジ

ファームシェアをしている友人から、お野菜のおすそ分けをもらいました。
前回、受け取り場へ一緒に行った野菜を全部しっかりおいしく食べ切った
ということで、残り物の野菜は何でも引き受けますと看板を上げたの。
でも、「これ何????????」というベジたちに遭遇。

今回は根菜をいっぱい引き受けました。
前回も引き受けた大きな赤カブ(Beet)は、蒸し器でそのまま蒸しちゃうことに。
それから、白いすべすべのカブ(Turnip)は、かぼちゃのクリームスープへ。
そして、よく分からなかった、大きな赤カブの白い版みたいなもの2つは、
白いBeetかな~?と友だち。ジャガイモみたいに扱えばいいはず、と。
というわけで、赤カブと一緒に、皮付き(有機栽培だもん)丸ごと蒸し器へ。
ぜんぶまとめて、蒸すこと20分くらい(脇で他の料理をしてて時間は
見ていませんでしたが・・・)。

赤カブは皮を剥がしながらナイフで切ってステーキのようにいただきました。
問題の白いBeetだと思った野菜たち・・・何だか、ちょっと変な味?
同じ野菜だと思ったその2つは違うらしく、片方は黄色っぽい。
とりあえず昨日はお腹もいっぱいになったので、白いミステリーベジは
蒸して皮をとって薄切りにした状態で冷蔵庫へ入れました。

写真は撮らなかったけれど、外見はしっかり覚えているから、
スーパーの野菜売り場で探して、名前を見てくるしかないと思ったけど
今日、ふと気になってGoogleの画像検索でRoot Vegetableを検索
してみたら、メリアム・ウェブスター辞書の根菜画像にヒットしたのです。

絵の出典:Merriam-Webster Visual Dictionary Online

どうやら、私が白いBeetだと思った野菜は、中の白っぽい方が
Rutabaga(和名:カブハボタン)というカブより味のしっかりした根菜、
中身が黄色っぽいのがCeleriacで、セロリの根っこ(そういえば、
切りながらセロリの匂いがしたんでした)らしい。
こうやって絵を見ると、確かに違う野菜だと分かるんだよね。

まだ、パースニップ(Parsnip)というニンジンの白いのみたいに
見える野菜もいくつかもらったのがあります。大根じゃないんだ!
どうやって食べようかな~。

選挙と教育

アメリカでは大統領選挙まで9日となりました。
もうそろそろ報道にも飽きたころ・・・です。

ところで、今回の選挙の焦点は経済へ行ってしまって
教育政策についての討議がなされませんね。
No Child Left Behindという制度を新しい大統領は
改正(改革、継続、破棄・・・)しなくてはいけないのに
それも話題になりません。

学力テストで学校・教員・生徒を縛り、達成度と
資金援助を結びつけた(できない学校=機能しない学校
=資金を送る価値がない学校)、切り捨て主義の政策、
教育を学ぶものにとっては、放っておけません。

そんな中、Education Weekという週刊誌が主催の
各大統領候補の教育アドバイザーが話すディベートが
先週、ありました。Education Weekのホームページから
ディベート全体を聞くWebcastがあります。

その一部をEducation WeekがYoutubeにのせていた
ので、ここにポストしてみました。どうぞ。



どうやって生徒の学力を伸ばすという問題について、
マケイン候補は生徒の学力を伸ばせた先生の給料を上げれば
先生ががんばるだろう、と考えていて、オバマ候補は経験の
ある先生が新しい先生を助け合うことで競争ではなく協調で
学力を伸ばせると言っています。
途中、政策が成功だったかどうか、州名を挙げて論争して
いますが、何をもって「証拠」というかの違いもおもしろいです。





教員養成制度について。
マケイン候補は、短期間にテストの成績にこだわる教員が
大量養成できる、教育学部外での教員採用を増やします。
オバマ候補は、じっくりと現場での実習を含めた教員養成
をし、教員になってからも再教育の機会を提供します。

No Child Left Behindについてはあまり話してくれません
でしたが、教員を見る目に相当明らかな違いがありますね。

マ候補の図式
「先生=テストの点数で測れる学力をあげるのが主な仕事で、競争させないと手を抜く」

オ候補の図式
「先生=知識も技術もいる難しい仕事をしていて、先生同士助け合える教育者」

クリップに入っていませんが、学力の測り方も違います。
マケイン候補は、学力テストを統一して全国中の学校が
比較できるべきと言っているのに対し、オバマ候補は
複数の評価法、生徒の作品集(ポートフォリオ)を使って
総合的評価をすべきだ、とも言っています。

学校教育を育てるのはどちらか、私には自明なのですが・・・
アメリカの国民は、いい選択をしてほしいものです。

それはともあれ、日本は、ずっと前に解散総選挙だと
騒いでいたのに気配がなくなりましたね・・・・・
私が郵便で出した投票用紙請求は、大幅なフライングに
なってしまったみたい。選挙管理委員会さん、ごめんね!

October 13, 2008

日本語の学術書

すごく久しぶりに、日本語の学術書を読みました。

大学院を始めて以来、学問研究はほぼ英語で読んできたので
同じ理論について話していても、日本語で読んでいると、
訳語につまづいて止まってしまうものがいっぱい。。。

何だろうと考えてすぐに分かるものもあれば、
括弧のなかに英語訳をつけてくれていて、へぇ、というのも、
何度か出てくるうちにもしかして、と気づくものもあります。

なるほどと思ってすんなり読めるようになるものもあれば、
何だかイメージが違って出てくるごとに考えてしまうものもあったりして。

community of practiceが「実践共同体」だったり、
hybridityが「異種混淆性」だったりなんていうのは分かるけれど
(混淆は読めなかったけどね・・・)、
discourseが「言説」だったり、
perspectiveが「視座」だったりするのは変な感じ。

一日で12章全部読んだから、学術語彙はずいぶん覚えたよ。
すごくおもしろい本だったからよかった。
・・・・・・・でも、さすがにちょっと休憩!

October 11, 2008

紅葉ハイキング

とっても紅葉がきれいです。
ドライブしていてこんなに楽しい季節があるなんて、てくらい。
木立が真っ赤にもえていたり、山が何色にもなってたり。
運転中に写真を撮れないのが残念。

今週末はちょっと暖かくなってお天気もよくて行楽びより。
クラスメートがFarm Shareをしている農場と近くの山へ
誘ってくれたので、勉強を抜け出して息抜きに行ってきました。

Farm Shareは会員制で、地元の農家が自分のところで
作る野菜を毎週、配給する仕組みです。
お金を払って会員(1年ごと)になると、毎週、季節のお野菜を、
できた量に合わせて受け取りに行きます。
新鮮で安心なお野菜が食べられる上に地元の産業を支える
ことができる、いい制度だと思います。
年によってたくさんできたり、楽しみにしていた野菜がぜんぜん
ダメだったりすることもあるそうです。
クラスメートは野菜を使い切れないからと今日は受け取りに
誘ってくれたのですが、来年は共同購入にして1週おきにして
取りに行くのもいいね、と話しています。

それから、Mt Sugarloafという山(丘?)へハイキングに行き
ました。山の中のトレイルはけっこう険しかったので、だらだら
アスファルトの道を登りました。
今、メル・ギブソンが映画のロケをするのだとかで、映画用の
セットができていました(そういえば、ノースハンプトンの町で
渋滞にあったり、Atkins Farmの駐車場に入れなかったのも
この映画ロケのためだったらしいです・・・)。

ここは頂上から周辺の町が見渡せます。もちろん大学も!

では、頂上からの眺めをどうぞ(^^♪

なぜか斜めだけど・・・私も秋を楽しんだ午後でした。

October 08, 2008

りんごの季節

りんごの季節がやってきました。
ここいらの農場はどこもYou Pick、つまり「りんご狩り」をやってます。
私の大好きなAtkins Farmという産直系のものが多い食料品店も
りんご農園がメインなので、大にぎわい。
先週末もお買い物に行ったのですが、りんご狩りの車が多くて、
警備のおじちゃんの予備の駐車場の指示がよく分からず、パス。
りんごのトート(持ち手のついた紙のバッグで小さなりんごが20個くらい
入っているの)を切らしたから買う予定だったんだけど。。。

仕方がないので、うちへ向かって車を走らせていたら、発見!
大きな「りんご」のマークにAPPLEの字の横断幕のかかったガレージ。
りんご狩りもOKのりんご農家でした。
急いでいたので、ただ買って帰る旨を告げ、3種類のりんごから
マッキントッシュを選択(マックってりんごの種類だったんだ!)。
すると、農家のおばさんが、B級のだったら同じ値段で倍以上、
と後ろにあった超大きなビニール袋を指すではないですか。
少しだけ痛んだもの、形のいびつなもの、色の赤くないものだけど
味は同じよ、とおばさんのお墨付き。
もちろん、B級の大きな袋を買いました。
50個はゆうに入ってます。

帰ったらさっそく仕分けをしました。
痛みのあるものは早く処理してしまったほうがいいので、
5個ジャム、その次5個はパイ、それから、今週中の食用。
残りの形や色の悪いだけのものは来週でもいいはず。
ジャムは朝ごはんのトーストにぬって食べるし、おやつはパイ、
An apple a dayどころか、Two apples a dayくらいかも。

こちらが今日焼いたアップルパイ。
パイ皮はそのままで焼けるスーパーの冷蔵コーナーから。
パイ皿がなかったので、パイ皮を半分に折って作るレシピを借用。
PillsburyのEasy Apple Pie Foldover
ひかえめのブラウンシュガーにシナモンだけ足したシンプルな味。

こちらは土曜日にさっそく作ったりんごジャム。
お砂糖を入れていないのであまりトロンとしていませんが、
りんごとノンカロリー甘味調味料しか使っていない自慢の味☆
レーズンパンのトーストにのせるとレーズンとりんごがマッチしてなかなか。

October 07, 2008

冬が来た~

季節は紅葉もまっさかり。
昼間のドライブはカラフルな並木道できれい☆
通学路が行楽地みたいにきれいでいいのかしらん。

でも!

温度ががくっと一段階、落ちました。。。

昨晩は冷えるらしい、とは聞いていたけれど、
今朝のラジオ(私の目覚ましなのです)で
「ただ今の気温は29度」と聞いたときは
ベッドの中でうなってしまったよ。マイナスだ~。
華氏29度って氷点下1.7℃。

仕方がないので、着ようと思って出しておいた
服を少し入れ替えて、ウールのPコートを
引っぱり出したよ。手袋もね。
いや、もっと寒くなるのは分かってるけど、
東京の真冬並みだからね、暖かくしないと。

まだスミス大学の私のオフィスのある建物は
暖房が入っていません。寒いです。
座って仕事をしているとしんしんと冷えます。
明日は暖房が入っているといいんだけど。

車を覆った氷シャーベットをよけながら、
この季節が戻ってきたことを実感。
あ~あ、冬が来てしまいました~。