April 05, 2008

帰宅

AERA, TESOLという二つの大きな学会に行ってきました。
どちらも前から行ってみたかった学会で、今年はニューヨーク。
ハワイからはちょっと・・・という距離だったのが、バスで
比較的簡単に行ける距離になって、うれしくて。

AERAは3月の最後の週(月〜金)で、後半だけ行って、
いったん帰って仕事やらを片付けた上で、翌週のTESOLは
4月第1週の水〜土、金曜の晩に帰ってきました。
一日学会に出ても、夕方6時15分のバスに乗れば
夜11時ちょっとすぎには家に帰り着くというので移動は気楽。
2週間に2回ニューヨーク往復したのはちょいきつかったけど。

どっちの学会もなかなかインテンシブでした。
AERAは教育学、TESOLは英語教授法の学会なのですが、
発表者、発表の種類、形式、内容、聴衆、出版社など、
それぞれ性格が違って、でもどちらも勉強になりました。
普段読んでいる論文の著者たちが話しているのを聞いたり、
他の博士課程の学生や若い研究者が発表しているのを見たり、
来年(再来年?)は発表者として出席しなくちゃ、と思います。

TESOLなんて出席者が予想以上に多かったのか、セッションの
行われる部屋の前に列ができたりしてディズニーランドみたい。
先生たちが多くて、出版社も教科書採用に期待をかけて大変。

あるセッションには発表者が来なかったの。
ラップ音楽をクラスで使うことのディスカッションだったから、
「もうキャンセルには飽きた」という先生たち数名が反乱(笑)
「お互いのクラスで何をしているか自分たちで話そうよ」と
マイクを取ってラップの話を始めたの。クラスで使うラップを
披露したり、生徒の反応や、アイディアの素を紹介したり。
そうしたら、やったことがなくて取っ掛かりの分からない人が
質問したりして、先生たち、権威ある人らしく答えてた。
聞きにきている大多数の聴衆になっている先生たち、クラスの
アイディアとか、本当は言いたいことがいろいろあるんだ、と
いうのを感じて、発表者と聴衆の地位、知識の価値、学会の
意味合いなど考えさせられました。
発表者が来ていたら、あの先生たちが意見を口にする場はあっ
たのかな、ないとしたら、ほかにそういう場があるのかな、
なんて。

ニューヨークは初めて行ったんですが、東京を思い出しました。
人がいっぱい、高いビルばっかり、お店がいたるところにあって
レストランの質も高め。それに地下鉄が縦横無尽。うん、東京。
もっと都会って怖いところかと思っていたのですが、意外と
きれいでした。東京と違うのは、いろんな人種の人がいて(東京
はみんな同じに見えるんだよね)、物乞いなんかしている人がい
ることと、夜歩くとちょっと怖そうなところがあることくらい?
AERA出席後は土曜日に残って少し観光をしました。
天気のいい日で、セントラルパークをお散歩、タイムズスクエア
でお店や看板に圧倒され、ロックフェラーセンターの上から
町を見渡してきました。
あとは、コリアンタウンで食べたご飯とか、紀伊国屋のお弁当
ニューヨークチーズケーキも日本語でオーダーできる日本食も
とってもとってもおいしかったです(はあ)。

次は、とはいっても夏休みまでは行けそうにないですが、
チャイナタウンとか、自由の女神像(タワーの上からは米粒大に
しか見えなかったので・・・)とかも見たいです。
帰ってきたら、仕事がたまっているのは当然ですが、家の人々が
インフルエンザになっていました。
AERAから帰ってきたらハウスメートがダウンしていて治りかけ、
TESOLから帰ってきたら大家さんが病院に行ってきたところ。
私も学会に行かずに家にいたら確実にもらっていたところです。
とはいえ、疲れがたまっているので、今からもらわないように
気をつけなくちゃいけないところです。

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