March 23, 2008

小さな「初めて」たち

一週間の春休みは今夜で終わりです。
いろいろやらなくちゃいけないこともあったから、遠出はしなかったけれど
小さな「初めて」たちがいろいろできて、私には遠出なしで充分。
いや、充分って言っても、休みはもちろんもっと長くてもよかったし(笑)
やっておきたいことはもっともっとあったんだけど!

今日はイースター、友達の行っている教会に、初めて行ってきました。
慣れない教会はちょっとドキドキ。
思ったより小さかったのは春休みだったからかなあ。

今日は大学まで初裏道ドライブも。
いつもは表通りを運転してたんだけど(バス通りだから道を知ってたからね)
信号がたくさんで、交通量もたくさんで、裏道が楽って聞いていたから
地図とにらめっこして、道の名前をメモして行ってきました。
道もすいていて、畑や林の間を気持ちよくドライブ。

初ドライブといえば、春休み中にマウントホリヨーク大学へも初ドライブ
したよ。くねくね&高低さがある道だったけど、道自体は分かりやすくて
晴れた気持ちのいい日だったからいいドライブでした~。

それから、大学の図書館のStudy Carrelで初勉強。
Study Carrelは図書館の中にある、1学期貸切の個室勉強部屋で
申し込むと部屋がある限り割り当ててくれるんです。

修士も同じ大学だったキャンパス通の同期の子が教えてくれて
夏からはその子と二人用窓付き部屋へ移動するプランなんだけど
今学期は二人用窓付き部屋が満杯なので、個室をもらいました。

この個室には作りつけの机と棚に椅子がふたつ。
窓がないし小さいし、息が詰まるって言う人がいるのは分かるけど
静かで気が散らないから、私の読書用にはいいです。
鍵がかかるから、図書館内で本を探しに行ったりする時に
コートやノートパソコンを安心して置いていけるロッカー代わりにも
なるし、私物を持ち込んだり、借りた本を置いておいてもいいらしい。
図書館に自分専用の勉強部屋があるって、ちょっとうれしい。

さて、春休みが終わったら超速度で学期再開。
悪あがきはこのくらいにして、今夜はゆっくり休んで備えましょうか。

March 16, 2008

咲いた~♪ 咲いた~♪

チューリップの花を見てきました。
行ってきたのはスミス大学の温室で毎年恒例のバルブ・ショーです。

前からこのイベントは楽しみにしていたのですが、気づいたら最終日
というわけで、急いで行ってきました。










キャンパスも雪解けが進んで池も春っぽくなってきたところ、
まだ外に緑は戻ってきていないんですが、
温室の中は春まっさかりでした。










色とりどりのチューリップ類が所狭しときれいに並んでました。













この色の組み合わせもすてきですね~。
温室はほのかに甘い香りがしました。











飾りに桜(桃かも?)の枝が使われてました。
大学のどこかに木があるのかなあ?


温室の外にも春が来るまであと1月くらい?

一足早く春の気分が楽しめました☆

March 14, 2008

baby carrot

UMassもスミスも春休みになりました~。
金曜日はお仕事も授業もなかったので、ほっと一息ついてます。

今週は忙しかったのでブログを書かなかったんですが
今週前半に気づいてショックだったことについて書きます。
というのは、Baby carrotが実は普通のニンジンだったこと。

アメリカのスーパーマーケットにはベビーキャロットが売ってます。
小指大で、洗って皮もむいてあるから、袋から直に食べれます。
お野菜のバランスが悪いなっていう時、簡単に食べられるから、
忙しい日のお昼ご飯は、残りご飯に鶏そぼろにベビーキャロット
ぽんぽんと弁当箱に入れてレンジでチンして持って行ったり。

てっきり、アメリカのにんじんは小さいんだと思っていたら・・・
ベビーキャロットは普通のにんじんを小さく切ったものでした!

Wikipediaと、そこにのっていた新聞記事のリンクによると、
形が悪かったり傷みがあってそのまま売れないにんじんを
何とかできないかと思ったカリフォルニアの農家の発明だそうで
ベビーキャロットが大人気になったことで、ベビーキャロットの
需要に合わせて普通のニンジンの品種改良(より細く、より長く、
より甘く)も起こったそうです。そういえば、アメリカのニンジンは
日本のものよりずっと細いんですよね。

切ったのではなくて大きくならない種類のもあるんだそうです。

よく見たら、自分が食べているものの袋にはBaby-Cut Carrots
と書いてありました。

日本にはベビー(カット)キャロット、あるのかしら?

March 07, 2008

12 am & 12 pm

今年は今週末、9日(日)にDaylight-Saving Timeが始まります。
「9日(日)の12 amに時計を調整しましょう」という貼り紙を
図書館で見つけたのは、もう1ヶ月も前。

さて、ここでクイズです!
9日(日)の12 amっていつのことでしょう?

  1. 9日(日) 午前0時(土曜日の夜の真夜中)
  2. 9日(日) 午後0時(真昼)
  3. 10日(月) 午前0時(日曜日の夜の真夜中)
  4. 上のどれでもない

ええと、まず、2じゃないんです。
12 amって、お昼の12時かと思いきや、夜の12時。
日本では12時台は0時台と呼ぶことが多いですよね。
アメリカでは夜の12時は12 amで、お昼の12時は12 pm。
11amと1pmの間が12 pmだなんて、なんだか論理的に変!
でも0 pmと言っても分かってもらえないし、24時間制は
あまり使われないし。
もう慣れましたが、留学したてのころはかなり混乱して
12時台について話すときは「お昼の」「夜の」と言っていました。

さて、クイズの答えは1か3になりますが(4でもないんです)
貼り紙が貼ってあったカウンターの司書さんに聞いたんです。
「あのう、これって、日曜日になる土曜日の夜12時ですか?
それとも、月曜日になる日曜日の夜12時ですか?」って。
そうしたら、たしか、司書さん、日曜日の12 amっていうから
には日曜日の夜に違いない、なんて言ってたんですが・・・

どうやらニュースなどで聞く限り、a、日曜日の午前0時、
土曜日の夜、日曜日の朝にDaylight-saving timeは始まる、
みたいです。

さあ、クイズの答え、当たっていましたか?

なんだか、am, pmって、ややこしいですね~。
24時間システムか0時を使うほうが分かりやすいと思うのは
私だけでしょうか?

Job talks

今週はとても目まぐるしかったです。
というのも、コースプロジェクトの準備をしている上に
Job talkのラッシュが入ったからです。

私の学科で、アシスタントプロフェッサーの募集があって
最終審査に残った候補者たちが招待されているんです。
この1・2泊の旅はすごくインテンシブ!
朝から晩まで、基本的に誰かがお供しているんです。
朝ご飯、昼ご飯、夜ご飯はもちろんのこと、
学部長や学科長、教授陣などなどと、ミーティング続き。
その合間に学生がキャンパスのツアーをしたり、
もちろん、大事な大事なプレゼンテーションの時間も、
学生と話をする時間もあります。

そして忘れちゃいけないのは、その間、ずうっと、
誰かに見られ、聞かれてるんですね。
候補者とどんな形でも触れた人はみんな評価者なんです。
こわいですねえ。

昨日、候補者の一人と、学生と話す時間に少し話していて
その人が手が震えているのを抑えているのが分かりました。
やっぱり緊張するんですね。
大きな町から来た人だったのでアマーストって小さい町でしょ
とSmall Talkをしているつもりで話を振ったら、
もう大きい街に飽きたからこういう街に住みたいです、って
模範的な答えが返ってきてびっくり。
そりゃ、長くいてくれる先生がほしいから、街が好きな人が
いいけれど、そんな遠まわしな質問じゃなかったんだけど。

私もそれは忙しいことは忙しいんだけれど
将来、自分の研究を助けてくれることのできる人を選べる
とても貴重なチャンスだから、できるだけ出るようにしています。

来週も忙しくなりそうですが、再来週は春休み!
それまでがんばっていこうっと。

March 02, 2008

Academic maturity

今学期の授業の一つ、Seminar on sociocultural theories of languageは、言語やコミュニケーションを社会文化的な視点から研究するいくつかの方法を学びながら、その下敷きになっている言語理論も学ぶコースなんです。Languageを定義してくださいと言われると、rules of grammar in human mind?と思ってしまうチョムスキアンな訓練が下敷きになっている割りに、社会と学習者の関係に興味があるという私にとって、違う理論は刺激になるし考える材料になります。

その読み物の一部が、修士の1学期目に取った社会言語学で読んだ同じ本のチャプター。4年半前に読んだ同じテクスト、4年半前に分からなかったことが分かるんです。しかも、「こういうことが分かっていればあの論文を書くときに役に立ったのに」と思うようなことが多くて、読んでたのに分かっていなかったのが、ただただ惜しい。

1学期目だったその時、かみくだいて書いてあったから意味は分かったのですが、主に吸収できたのは紹介されていた研究の内容ばかりで、どうしてどの研究が紹介されていて、それぞれがどんな理論や手法と結びついていて、研究同士がどんな関係なのか、などなどまでは考えが及ばなかったんですね。

ハウスメートに、「4年半も前に読んでたのに分かってなかったの、私、バカね」とこぼして「でも今はいろいろ分かるんだよ」と言ったら、Academic maturityと言うんだよ、成長したんだね、と励ましてくれました。

ハワイでためこんだ文献、役に立つかなあと思いながら持ってきたもののなかに、先週開いてみたら「わあ、すごい、これぴったり!」と思うものがけっこうあったり。わけが分からなかったクラスの読み物や、人が薦めてくれてコピーを取ったものなんかの価値が今になって分かるんですよね。

すごく勉強になっていいプログラムだわ、と思っていたのは、私の学術的な習熟度や興味が、今のコースなどにぴったりである、ということなのかもしれませんね。

とりあえずは、4年半の間の成長をお祝いしましょうか。

March 01, 2008

また、雪

今週末も、また、雪です。
「また」というのが「もう飽きた」ことを含意しています・・・

木曜日の夜(金曜日の朝)は冷えました。
朝の7時半ごろ、ガレージの温度計を見たら、0F。
0Fは-18℃近く。最低は-20℃行ってただろうなあ。

車までの短い距離しか歩かなくてよくなったので
寒さのインパクトは減りました:)
バス通勤だと歩く道はまだしも5分、10分のバス待ちが
けっこう寒くて大変だったんです。

それにしても、身体は感じなくても、お肌には分かるらしい・・・
手がガサガサになって保湿クリームじゃ手に負えません(x_x)

そうして、金曜日は少し暖かくなって、夜は雪です。
先週も、金曜日は雪だったんです。
来週の天気予報も金曜日は雪でした。
偶然?
週の半ばは降らないのに。
まるで、お日様にお休みの日があるみたい。

今週末の雪は土曜の午前中まで続きました。
先週と同じくらい、20センチくらい積もったんじゃないかな。
雪をかく道具はトランクから出しておいたし(前回の教訓!)
雪もふかふかの雪だったし
今朝は車の上の除雪が楽でした。

大家さんは親戚の子にガレージまでの走る道を除雪して
もらうんですが(お小遣いをあげているらしい)
今日は初めてその除雪シーンに居合わせました。
今まで仕事中だったり寝ていたりして見れなかったんです。

前に車体の幅もある黄色いショベルをくっつけたトラックで
ガーーーっと路上の雪をこそげ取るんです。
おおお。
あっという間にまっ白だった道に黒が戻ります。
今日は居合わせたので、私とハウスメートも車を移動して
車を駐車していた周りも除雪してもらいました。

お日様も出たし、通りも除雪が済んで
日常が戻ってきました。
まるで雪なんか嘘だったかのよう。
雪が残った庭や畑の反射は妙に明るいんだけど。

じゃ、学生の本分に戻りましょうか;)